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2007年06月26日(火)
オールインワン・プラットホーム(3) [シストレ全般]
みなさんこんにちは。
さて今回は、オールインワン・プラットホームのうちの一つである、MetaTrader4について話をしましょう。
MetaTrader4は、残念ながら現在日本の業者で利用できるところが無い(間違っていたらごめんなさい・・・)。
以前は、とある業者がプラットホームとして使用していたが、何故か自動売買機能は使用できないようになっていたので、このプラットホームで自動売買を行うには、海外の業者に口座を開くことが必要になる。
さてこのMetaTrader4だが、このプラットホームの動作が”軽い”のが特徴といえよう。
画面もすっきりとしていたわかりやすい構成となっており、使い勝手が良い印象を受ける。
売買ストラテジーは、MetaQuotes Language Veriosn 4(以後MQL4とする)という言語(MetaTrader4の開発会社MetaQuotes社独自の言語)で作成する。
ストラテジーの作成は、MetaTrader4に付属しているMetaEditorを使って、プログラムを書き込む。
MQL4は、コンピューターのプログラミング言語である『C言語』に似た言語となっているため、『C言語』を触ったことがある人にとっては、非常にわかりやすいだろう。
『C言語』自体、『BASIC』ライクな文法構文となっているため、その知識がなくてもある程度の勉強をすれば簡単に習得できるだろう。
使用できる関数も多彩で、チャートシステムの雄であるTradeStationの言語EasyLanguageに引けを取らない。
様々なことができるため、いろいろなイメージや発想のストラテジーをチャート上に具体化できるだろう。
なんといっても、このMetaTrader4の最大の特徴はバックテスト機能にあるといえよう。
先ず、バックテストを行う環境だが、過去の足(たとえば1時間足)の中に含まれる価格要素を乱数で発生させることによって”擬似的”なティックデータを作成し、より現実の相場に近い環境でバックテストが行える。
このため、バックテストとフォワードテスト若しくは実際のトレードとの成績に大きな乖離が起きる可能性が低まると考えられる。
この機能は、ストラテジーを開発するものにとって非常にありがたい機能である。
更に、このバックテストの様子をチャートに表示しながら行える機能もある。
上図のようにチャートがどんどん”擬似ティック”データで書き進まれていくのと同時に、矢印で示されたサインが発生し、その様子を”動画感覚”で見ることができるのだ。
特にこれを使ったから、成績が変わるわけではないし、通常のバックテストよりも時間がかかるというデメリットもあるが、バックテストを行っている最中の様子を見ることで、売買判定が正しく行われているかが、確認できる。
実に面白い機能である。
バックテストの結果を確認するパフォーマンスレポートも見やすい構成になっている。
さらに、このパフォーマンスレポートはHTML形式のファイルで保存できるため、ストラテジーごとに、また最適化した変数ごとに結果を分類して保存することができるため、様々な検証を行う場合に、結果を比較するのに便利である。
このMetaTrader4に関しても多くのHPやブログで、操作方法やストラテジーの書き方などが解説されている。
特にここは、入門から上級編まで多くの情報が満載のブログ(HP?)となっているので、是非参考にしていただきたい。
Posted at 12時40分 パーマリンク
2007年06月18日(月)
オールインワン・プラットホーム(2) [シストレ全般]
みなさんこんにちは。
さて今回は、オールインワン・プラットホームの話の続きをしよう。
まず、2007年5月時点で一般的に利用できるオールインワン・プラットホームは以前も書いたが今一度書くとともに、それらを導入している業者も挙げておく。
・Visual Trader・・・CMS
CMS日本支店
FXA証券
ジェット証券
エフエックス札幌
国秦キャピタル
フォレックスクラウン
・DealBook360・・・・GFT
GFT東京支店
今村証券
エイチ・エス証券
オリックス証券
北辰物産
アールスリー
あぷるFX
AFT
エフエックスフォー・ジャパン
サザインベストメント
ダイユウ商事
ユニバーサル・インベストメント
・MetaTrader4・・・・
不明
では、上に挙げた3つのシステムのうち、まずVisual Traderについて書こう。
CMS社のViualTraderは、オールインワンのプラットホームとしては歴史が長く、改善が重ねられているため安定感があるという印象が強い。
チャートも、ストラテジーを搭載すると、売買サインごとにチャート下部に”牛さんや熊さん”のイラストが現れて、視覚的に状況が把握できるように工夫されている。
売買ストラテジーは、簡単な比較構文形式で構成される文法で作成するため、理論的にわかりやすい言語になっている反面、ループなどの繰り返し命令が無いために、複雑なストラテジーを作成するにはあまり向いていない言語である。
また、VT自体が重い(メモリを多く使用する)システムのため、容量の少ない環境で使用した場合、メモリ・リークが起こり最悪の場合PCが固まってしまう(フリーズ)事例が多く報告されている。
このため、1日に1回はPCを含めて立ち上げなおすと言う安全策をとる必要があるとの防護策がユーザーから報告されているようだ。
約定も安定して行われる模様で、通常使用にある程度は耐えるプラットホームと言えよう。
このVisualTraderに関しては、色々な投資家がブログなどで活動状況やVTの情報を提供している。
その中でもここは、かなりお勧めなのでVTに興味がある方はぜひ一度見て、また参考にしていただきたい。
次回は、MT4について書きたいと思う。
Posted at 22時39分 パーマリンク
2007年05月14日(月)
オールインワン・プラットホーム(1) [シストレ全般]
みなさんこんにちは。
さて今回からは、オールインワンのプラットホームについて話をしよう。
これまで話したとおり、FXのシステムトレーディングはデータの面やシステム構築の面から、不都合とまではいかないまでも株や商品先物といった市場集中物にはない問題もあるため、環境を整えることにも気をつけなければならない面が多い事は理解していただいたと思う。
ここでいくつかの例を紹介しながら、オールインワンプラットホームの有益性について説明しよう。
普段、我々が目にしている”為替レート”というものはあくまでも気配であって実際に取引できる値段と違うことはすでに述べた。
実は、この”気配”というものが曲者で、時には間違った為替レートが平然と配信されたりするケースがあるのだ。
仮に、オールインワンではないシステムを使いトレードしているケースで、この間違った”為替レート”がチャートシステムに取り込まれてしまい、そのレートを元にシステムが売買のサインを発生してしまったらどうだろう?
このサインが為替業者と直結していた場合、(成り行きで発注した場合は)すぐさま約定してしまう。
しかも、チャートが判定に用いたレートとはまったく違うレートで・・・
こうなると、この取引の責任はシステムトレードを行ったあなたの責任になり
万が一不利益の取引となっても取り消しなど決してできないのだ。
これが、取引業者が配信した”取引可能なレート”ならば、『バッド・ティック』として処理され、仮にその値段で取引が成立しても”紳士協定”的判断で取引がなかったことにするのが為替の世界なのである。
この場合は、利益が出ようが出まいが元の状態に戻るわけだから金銭的な実害は皆無である。
しかも、オールインワンのプラットホームならば、間違った値段が配信されたことが必ずデータとして残っているので、その証明も容易である。
また、チャートソフト・データフィードソフト・発注ソフト・業者取引プラットホームがそれぞれ独立していた場合、これらのソフトの接続がどこかで途切れた場合は当然ながら、トレードサインがうまく注文として発注されないが、オールインワンの場合は、使ってるPCがダウン(フリーズ)する以外に運用者側のシステムトラブルは基本的にありえない。
仮に、業者のサーバーエラーでシステムが立ち上がらない事態になった場合はそれは業者の責任であり、かつシステムが停止しているのでトレードサインが発生してトレードが実行されることも無い。
そのため、ある程度の安全性が確保できるのだ。
このように、オールインワン・プラットホームはシステムトレードを行うツールとして最適な環境を提供してくれる。
ただし、現状利用できるオールインワン・プラットホームは完全なシステムとは言い難い面もあるのもまた現実である。
次回は、その辺の問題点などを踏まえて、各オールインワンプラットホームの話をしたいと思う。
Posted at 23時20分 パーマリンク
2007年05月05日(土)
シストレ環境の構築 [シストレ全般]
みなさんこんにちは。
さて、今回はFX取引におけるシステムトレード環境の構築についての話をしよう。
前回指摘したとおり、FX取引は”相対取引”であることから、値段をチャートにフィード(取り込み)する際には、取引する業者が提示している”トレード(取引)可能な値段”をフィードする必要がある。
先ずこのフィードが出来る業者が少ない点に注意したい。
現状では、海外の業者が殆どであるがその海外の業者のIB業者(紹介業者)であれば日本の業者でも選択が可能である。
次に、用意するソフトウェアであるが、これは当然ながらチャートソフトは必需品であるのは言うまでもないが、売買アルゴリズムをプログラムする事ができ、そのアルゴリズムが走る(機能する)ソフトウェアであるのが必要条件となる。
このソフトウェアの代表的なものが、OmegaReserch社のTradeStationである。
これ以外にもTSSUPPORT社のMulchChart(又はMCFX-Pro)やeSignal社のeSignalなどがある。
続いて、このチャートソフトにFXの値段をフィードするソフトウェアが必要となってくる。
実は、上記のチャートソフトにはデータフィードエンジンが搭載されているが、このエンジンが業者からのフィードを受ける事ができる場合は必要ないのだが、残念なことに対応していない場合が多い。
例えばeSignalは、独自にデータフィードサービスも行っているため、FXの値段を簡単にフィード出来るのだが、実際に売買する業者のフィードだけではないため(何社かの業者のフィードを集めたFXの値段を提供しているので)条件に合致しないのだ。
という事で、業者からのFX値段のフィードを取り込んで、チャートのエンジンに送ってあげるソフトウェアが必要になる。
これには色々あるが、TradeStationを使う場合はHyper Trade Tech社のNetTraderというチャートソフトのエンジンをフィードソフトとして代用する事ができる。
そして最後に、チャートソフト上で走らせたアルゴリズムが発した売買サインを、売買注文として業者のサーバーに送信するソフトウェアが必要となる。
実はこの機能も、各チャートソフトに搭載されている場合が多いのだが、使用する業者に対応していない場合は、このソフトウェアを使う必要が生じるのである。
これらを組合す事で、システムトレードの環境が構築できる。(概念図参照)
しかし、このシステム構成だとそれぞれのソフトウェアのコネクションの不具合などのリスクが存在するため、完全なシステム構成とはいえない。
実は、一番理想的なシステム構成は、FX業者の取引プラットホームにチャート機能が搭載されており、更にそのチャートにはアルゴリズムプログラムを導入する事ができ、そしてそのアルゴリズムが発するサインが売買注文として認識される機能が搭載されている、いわゆる”オールインワン”の取引プラットホームである。
実は、このような機能を満足させるプラットホームが存在する。
それは、CMS社のVisualTraderとGFT社のDealBook360とチャートストゥディオ、MetaQuates Software社のMetaTrader4である。
これらはそれぞれに長所・短所があり、一概にどれがいいとはいえないが、次回にこれらオールインワンシステムプラットホームについて話をしよう。
Posted at 00時50分 パーマリンク
2007年04月23日(月)
FXでのシストレ環境 [シストレ全般]
皆さんこんにちは。
さて、今回はシステムトレードをFX(為替取引)で行う際の注意しなくてはならない点をご紹介しよう。
皆さんもご存知の通り、FXは東京時間の月曜日早朝から土曜日の朝まで相場が続くため、チャートの連続性が確保されるために、システムトレードを行うには最適な商品と言える。
ところが、FXには株式や先物、商品などと大きく異なる点が一つだけある。
それは『相対取引』であると言う事だ。
そしてこの事が、システムトレードにおける”障害”にもなりかねないのだ。
なぜならば、株式や先物、商品などは『市場集中主義』であるため、チャートを構成する価格は、常に”取引が成立した値段”であるので、チャート分析をするすべて者に同一の情報を与えるが、『相対取引』であるFXでは、業者によってその瞬間に提示されている値段がばらばらであり、かつそれはあくまでも”売り買いの気配”であって、取引が成立した値段ではないからである。
(添付のチャート画面参照)
チャートにフィードされるFXの値段はこのような”気配”が用いられており、更には買い気配(ビッド)若しくは売り気配(オファー又はアスク)のどちらか一方しかフィードされないので、実際の売買されている値段ではないチャートが作成されていると言う点が問題になるのだ。
特に、チャートにフィードされている値段と実際に取引に用いている値段と別々の業者の値段を使用している場合は、チャートの値段と実際に売買できる値段に”乖離”が生じるために、スキャルピングなどの小幅なトレードを行うシステムトレードの場合は、この乖離が致命的となり、システム(チャート)上では利益を出していても、実際のトレードでは損失を重ねる事になるケースも出てくるのだ。
このようなケースを防ぐためには、チャートに用いている値段とトレード環境の値段が同一である必要があるのだが、FXではこの環境が限られてくる。
次回は、点を考慮したシステムトレード環境の構築についてお話したい。
Posted at 09時18分 パーマリンク
2007年04月16日(月)
はじめまして! [シストレ全般]
皆さん、始めまして!
このブログを担当させていただきます、有限会社ガンパウダーの鈴木隆一と申します。
このブログは『システムトレード最前線』と題して、特に為替マーケットを主体としたシステムトレード環境の話を中心に、システムトレードに関する様々な話題を皆様にお話させていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
私自身、システムトレードは為替ディーラー時代の1990年台半ば頃から手を染めてました。
当時使用していたシステムは、現在のシステムトレーディング界ではもっともポピュラーでスタンダードである『トレードステーション』の前身のシステムを使用してました。
使い始めた頃は、”何をどうしたら良い”のかまったくわからず、四苦八苦したものです。
共同通信社(当時のシステムは確か共同通信社が権利を持っていたような気がします・・・)主催のセミナーに何度も通い、システムトレーディングの基本的な考えや、プログラミング方法など学びました。
現在では、前出のトレードステーションをはじめ、eSignal(イーシグナル)やMETASTOCKシリーズなど、様々なチャートソフト及びシステムトレーディングソフトウェアや売買アルゴリズムを構築する言語があり、多くのシステムトレーディング環境が提供されています。
また、FX業者の取引プラットフォームに搭載されて”オールイン・ワン”となったシステム環境の提供も増え始めており、今後益々その環境が拡がって行くと期待されています。
特に、今年からはマネックス証券が株式売買のシステムトレーディング環境を顧客に提供するなど、業者側からのシステムトレーディング環境提供機会も増えると考えられ、まさに今年は私たち日本人投資家にとって『システムトレーディング・元年』となると期待を膨らませています。
今後は、皆様のお役に立てるように、このようなシステムトレーディング環境や技術などを解説していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted at 08時17分 パーマリンク


















