システムトレード徹底攻略
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2007年06月19日(火)

損切り幅が意味するもの。



システムを構築するためには、実に様々な条件を調整する必要がある。エントリー(取引への参入)条件、ロスカット(損切り)条件、利益確定条件、トレーリングストップ条件、例外処理といった基本的な部分に加えて、様々に工夫された条件が存在する。

どの条件が勝てるシステムを決めているのか?

システムが勝つためには、エントリー(取引への参入)条件が優れていなければならない。どこでトレードに入り、そしてどこで利益確定するのか、この2つに依存しているのである。勝つシステムを作るためには、この2つに注力する必要がある。いかに低く買い高く売るのか、いかに高く売り低く買い戻すのか、これがこそ重要なポイントである。

ロスカット(損切り)条件は、重要か?

実のところ、システムの条件の中で、ロスカット条件は、システムが勝つか負けるかに依存していない。損切り幅をいろいろ調整し変えたところで、負けるシステムが、勝てるシステムに変わることなどありえないのである。エントリー(取引への参入)がまずいトレードは、いくら損切りを調整しようが、そのトレードは負け以外にないのである。

損切り幅は、資産増減の加速度を意味する。

狭い損切り幅をもつシステムは、損切りまでの値幅が狭いために、頻繁に損切りラインにひっかかり、負けトレード(損失)を生む。たとえ、そのシステムが世界一すばらしく勝ちまくれるシステムだったとしても、狭いストップ幅は、頻繁な損切りを意味するのである。その結果として、狭い損切り幅をもつシステムやトレーダーは低い勝率である。だが、逆に勝てないシステムや、勝てない時期でも、狭い損切りを使う限り、資産の減少を緩やかにする効果がある。

狭い損切りをもつシステムは、低い勝率をもつため資産の増加も緩やかだが、負ける場合にも小さくすむために資産の減少も少ない。つまり勝ちも負けも小さいために、資産曲線の増減は緩やかになる。

大きな、余裕をもった損切り幅をもつシステムは、なかなか損切りラインに引っかからないため、同じエントリー(取引の参入)条件でも、勝率が高くなる。簡単に言えば、勝つまでやめないと言うということであり、高い勝率を実現できるのである。逆に、エントリー条件がまずいシステムや勝てない時期には、大きな損切り幅は、大きな損失の連続を意味する。資産は急減に減少することになる。

大きな、余裕をもったシステムは、高い勝率をもつため資産の増加も大きいが、負ける場合にも大きな損失を生み資産の減少は大きくなる。勝ちも大きければ、負けも大きいため、資産の増減幅は大きくなるのである。

損切りは、どこにおけばいいのか?

同じエントリー条件であれば、ロスカット幅(損切り幅)は、資産曲線の傾きの度合いを意味する。エントリーが優れていれば、ロスカット幅が大きいほど資産曲線は上昇するのである。逆にまずいエントリーをするシステムであれば、資産減少の傾きはロスカット幅が大きいほど下向きになるのである。

損切り幅で、勝てないシステムが、勝てるシステムに変わるわけでもない。損切りは、どのくらいの加速度で資金を増やしたいのか、あるいは減らしてもいいのか、この観点で選ばれるべきであり、価格の動きがランダムだと仮定する限り、たいていの場合どこに置こうが大きな変化はない。

もちろん、例外もある。

たとえば、このラインを下回れば、間違いなく下がる、、そんな損切りラインを見つけられるのであれば、その下に損切りを置くことでシステムの成績は改善するだろう。だが、そのようなラインは損切りではなくエントリーのための条件に分類すべきである。単に価格の幅だけで、損切りを決める場合、上で述べた理論が、ほとんどのケースで当てはまるだろう。

こちらにイメージ図を用意した。

画像(320x244)・拡大画像(435x333)

ロスカット条件を取り外してみれば、純粋にエントリー条件の優越を検証できる。

もしあなたのシステムが勝てないのなら、損切り条件が悪いのではない。取引への参入条件と利益確定が悪いのである。一度、損切りなしでシステムを動作させてみて欲しい。損切りがないということは、勝つまでやめないということである。この条件で資産が増えていかないシステムは、そもそも勝てないのである。

優れたシステムは、ロスカット(損切り)条件なしに資産曲線が上昇するのである。


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プロフィール

Kazuhiko Nakayama

SwingwaverTrading社長

Kazuhiko Nakayama

Commodity Trading Advisor(米国投資顧問)、Tradestation社 EasyLanguageスペシャリスト。
米国株式先物S&P500 、シカゴ225のデイトレーダー。投資スタイルは、機械的なデイトレード・システムを使った完全自動売買。投資手法を完全にプログラム化した投資セミナーも開催。

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