システムトレード徹底攻略
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2007年06月26日(火)

最大ドローダウンは更新する。



ドローダウンとは、資産曲線の中で谷のように深くなっている期間を指す。つまり負けがこんだ時期が、ドローダウンなのである。

特に過去に最も谷が深い期間、つまり最大ドローダウンは、トレーディングシステムを評価する指標のひとつとして、勝率、プロフィットファクターと並んでとても、重要なものである。

最大ドローダウン幅は、資金管理の目安になる。

たとえば、この資産曲線は、私が毎日運用している eMini S&P500 米国株式先物指数 (Symbol:ES) のシステムである。過去最大のドローダウンは2年間の間で約 3500ドルとなっている。過去最大で 17000ドルの資金減少が発生したということは、初期資金額として30000ドルも用意しておけば、十分に将来の最大損失に備えて運用を続けることができるという資金管理を考えられるわけである。

このように、自分が運用しようとするシステムの弱点、そしてその最大幅を知っておくことは、資金管理計画や、システムの優位性を評価する上でも非常に有益なのである。投資を始める前に、いや、口座開設する前に、トレーダーは勝てる見込み Winning Edge を確かめておく必要があるのである。システムトレードという手法を使うことで、勝率、プロフィットファクター、ドローダウン、実に様々な観点で儲かる見込みがあるのかどうか、投資をする前に知ることができるのである。

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ドローダウン発生時期を調べよ。

システムトレードの初心者は、最大ドローダウン(最大資金減少額)の深さだけに注意を払うが、それだけでは十分ではない。それがいつ、どういう相場展開で発生したのかを調べることのほうが、遙かに重要である。つまり、システムが勝てない相場展開を知ることで、システムの弱点を知ることができるのである。

それぞれのシステムは得意な相場、苦手な相場がある。ブレイクアウト(上放たれ)を狙うシステムは、動かない相場では勝てずに、ドローダウンとなる。このようにドローダウン期間の相場展開を十分に理解しておくことがシステム開発の過程では非常にじゅうようになるのである。単に最大ドローダウン幅の数字だけを見て、相場を見ない者はトレーダーではなく単なる初心者プログラマーである。

最大ドローダウンは更新する。

この世の中に、最大、最速、最短、最長、最小、最軽量、、、、最とつくもので、更新されないものはない。それがこの現実である。そして、最大ドローダウンも、やがては更新される運命にあると考えるべきである。

過去最大のドローダウンが更新される原因は、システムの開発段階に問題がある場合もある。我々は「勝てるシステム」を作ろうとし、それを実現して運用を始める。つまりシステム開発とは、よりドローダウンの小さいシステムを選択する作業と言い換えることもできる。現実に発生するものよりも少ないものを選択しすぎた、つまり最適化しすぎたシステムは、故に、いとも簡単に最大ドローダウンを更新するのである。

トレーダーは、不確定な未来と戦う。

我々、人間は未来を見通せない。現時点で、将来のドローダウンを小さく調整することも不可能あり、最適化の問題を完全に避けることも、また不回避である。それでも非常に堅牢なシステムであれば、運悪く最大ドローダウンを更新したとしても、最終的にはそれ何倍も上回る利益を上げるものである。システムがその真価を発揮するまでは、忍耐も必要になるのである。

システム運用に限らず、投資には忍耐が必要だと思う。耐えれば、きっと大きな利益が実ることでしょう。


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プロフィール

Kazuhiko Nakayama

SwingwaverTrading社長

Kazuhiko Nakayama

Commodity Trading Advisor(米国投資顧問)、Tradestation社 EasyLanguageスペシャリスト。
米国株式先物S&P500 、シカゴ225のデイトレーダー。投資スタイルは、機械的なデイトレード・システムを使った完全自動売買。投資手法を完全にプログラム化した投資セミナーも開催。

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