基礎から学ぶシステムトレード
シストレブログ人気ランキング  

シストレ徹底攻略シストレマスターへの道ワールド・トレーディング・エッジ基礎から学ぶシステムトレードシストレニュースシストレツールシストレナビTOPへ

 

2011年12月20日(火)

バイナリーオプションについて雑感 [オプション取引]



今回は、最近流行りのバイナリーオプションについての雑感です。

バイナリーオプションは、基本的には2者択一という考え方なのですが、いくつかのバリエーションがあります。

ここでは、最もわかりやすい「ある価格より上がるか下がるか」に賭けるバイナリーオプションについて考えてみます。

このオプションは、ラダーオプションと呼ばれたり、単にハイ/ローと呼ばれたりします。

取引画面の一例です。これは24option.comという業者の画面ですが、特にこの業者を推奨するというわけではありません。たまたま見つけただけです。

画像(450x119)・拡大画像(800x212)

この例だと、ユーロ/ドルの現在のマーケット値を基準にして、それより上がるか下がるかを予想します。

満期時刻が10分から30分後に決められているので、その時刻に現在値より上がってると思えば、「ハイ(高)」のオプションを買い、下がっていると思えば「ロー(低)」のオプションを買うだけです。

ここで購入するオプション価格は自分で決めることができ、上の例では100ドルで購入することになります。

それで予想が当たれば、180%が返ってくる、つまり、180ドルが返ってきますが、最初に100ドル支払っているので、利益は180−100=80ドルとなります。

逆に予想が外れた場合、何も返ってきませんが、最初に払った100ドルだけが損失となるわけです。

つまり、この種類のバイナリーオプションでは、利益、損失ともに限定されているということになります。

これに対して普通のオプション(バニラオプション)の場合、コール、プットの売買を個別に見れば、買いの場合、損失限定、売りの場合、利益限定というように利益と損失のどちらかが限定という形になります。

しかし、権利行使価格の異なる二つのコールの売りと買い、または権利行使価格の異なる二つのプットの売りと買いという合成ポジションを作ると、下図のようなバイナリーオプションに似た損益曲線を実現することができます。(但し、横軸、縦軸の値は適当です)

画像(364x224)

この場合、二つの権利行使価格の間は損益が直線状に変化する点がバイナリーオプションとは違いますが、利益、損失ともに限定されるという点では同じです。

もし、バイナリーオプションがバニラオプションの合成で作られるとすれば、その価格はどうやって決まるでしょうか?

バニラオプションの各ポジションの価格はオプション相場の需給関係から決まります。通常のFXの売買と同じくオプションの売りと買いの価格差(スプレッド)がコストになりますが、それを除けば買いと売りとでどちらが有利ということはありません。なので、実際にはそのオプションには適正価格というものがあります。

それがバイナリーオプションでは利益、損失が固定されているので、利用者にとって適正な価格で提供されているのかがわからないというデメリットがあります。

もし、必要以上のコストがかかっているとすれば、相当優位性のある戦略で臨まなくては勝ち目がないということになります。

一方、バイナリーオプションのメリットは、満期までの時間がバニラオプションに比べて圧倒的に短いということでしょう。

バニラオプションの満期は1週間から1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と長いのに対して、バイナリーオプションは10分かそこらで結果がでます

短期的に優位な戦略があればトレード数を重ねることで利益を大きくすることができるかもしれません。

但し、戦略が優位かどうかはシステムトレード同様、バックテスト、フォワードテストなしには判断できません。

そのようなテスト環境や自動売買ができる環境が整ってくれば、バイナリーオプションもシステムトレーダーにとって魅力のある手法になるのではないかと思います。


>>“基礎から学ぶシステムトレード”全記事バックナンバーはこちらから




Posted at 17時44分


ページのトップへ ページのトップへ

Sponsor AD

2011/12

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

プロフィール

豊嶋久道

2003年よりFX取引を始め、システムトレードの道へ。最近ではFXオプション取引も含めたトレーディングシステムの研究を行っている。システムトレードを基礎から正しく理解するための情報を発信する予定。

PHOTO

ランダムウォークとランダムトレード(4)

ランダムウォークとランダムトレード(4)

カテゴリーリスト

最近の記事

検索


当サイトコメントについて

当コメントは情報提供のみを目的として作成されたものであり、投資に関してはご自身でご判断くださいますようお願い致します。また、当資料は著作物であり著作権法により保護されております。無断で全文または一部を転載することはできません。

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2008 PhiConcept,Inc. All rights reserved.