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2008年08月14日(木)

現物取引、証拠金取引とボラティリティ [ボラティリティ]



投資というと、まず株式投資を思いつく人が多いですね。でも、最近はFXも割とポピュラーになってきています。

ただ、株式とFXでは、初心者が始めるレベルでは実は大きな違いがあります。

株式の場合、通常は現物株の売買が基本なので、まずは何かの銘柄を買うことから始まります。

そのためには、売買する株価と同じだけの資金が必要となります。

また日本円で日本株を購入すれば、すべて日本円で計算できるので、初心者にもわかりやすいシステムです。

一方、FXは、「外国為替証拠金取引」と呼ばれる取引で、実際に売買する額の一部を証拠金として用意すればよいという点が現物株取引とは異なります。

また、買いだけでなく、売りからも始められるというのも現物取引ではできない点です。

なので、実際に、買いポジションや売りポジションが混ざっていると、結局いくら買ったことになるのかとか、日本円で外貨を売買するだけでなく、外貨で外貨を売買することもあるので、損益も日本円に換算しないといけないなど、現物取引に比べるとかなりわかりにくいシステムです。

このように取引方法が違うものが投資手法として比較されるのはどうしてでしょうか?

それは、それぞれの相場におけるボラティリティが関係します。

前回の各相場におけるボラティリティの記事を参考にすると、個別株のボラティリティはFXの主要通貨ペアのざっと2倍から5倍程度あります。

このボラティリティは、現物株取引の場合、そのままがリスクとリターンになります。

一方FXにおけるボラティリティは、そのままだと外貨預金としてのリスクとリターンを表しているだけです。

なので、外貨預金を株式と同程度のリスク&リターンにするには、売買する倍率を上げる必要があります。

同じ資金で売買する倍率を上げることを一般にレバレッジと言います。英語でLeverage、「てこ」という意味です。そして、その倍率をレバレッジ比率と言います。

例えば、レバレッジ比率を5倍と仮定すると、外貨預金のボラティリティは実質5倍になるので、現物株と同程度のボラティリティとなります。

このようにFXのレバレッジを上げて株式投資と同等のボラティリティにすることで、同じような投資対象とみなすことができているわけです。

ところで、FXで最大レバレッジが200倍とか400倍とかというのを売りにしている業者を時々見かけますが、レバレッジ比率は高ければいいのでしょうか?

実際に何倍のレバレッジが適切かというのはシステムの特性にも依存しますが、現物株をバイ・アンド・ホールドする感覚でFXを始めるなら、レバレッジはせいぜい5倍以下というのがボラティリティの点からも適当と言えるでしょう。

200倍とか400倍というのは、あくまで最大レバレッジなので、それ以下のレバレッジでの運用が可能であるということを意味します。

せいぜい数倍のレバレッジでの運用をするのであれば、最大レバレッジは10倍程度でも全く問題はないわけです。

重要なのは、今、売買しているポジションが何倍のレバレッジに相当しているのかを理解することです。

次回はFXにおける実際のレバレッジの計算についてお話しします。夏休みなのでゆっくり行きましょう。


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プロフィール

豊嶋久道

2003年よりFX取引を始め、システムトレードの道へ。最近ではFXオプション取引も含めたトレーディングシステムの研究を行っている。システムトレードを基礎から正しく理解するための情報を発信する予定。

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