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2008年08月21日(木)

FXにおけるレバレッジ [ボラティリティ]



よくFX業者が200倍、400倍と宣伝しているレバレッジ比率というのは、単に証拠金に対する実際の売買金額の倍率です。

しかし、200倍、400倍といっても、これは正確な比率にはなっていませんし、いくらFXのボラティリティが低いと言え、何百倍も上げることは半端ではないリスクを伴います。

FXのような証拠金取引で重要なのは、いくら証拠金を使っているかということより、今、リスクにさらされている金額がいくらかということです。

例えば、1万円の証拠金で1万通貨単位の売買ができるケースを考えてみます。

ここで通貨単位って何?ということですが、一番身近なUSD/JPYの場合、基本的に売買の単位となるのは、通貨ペアの左側の通貨です。

USD/JPY で、1万通貨単位の買いとは、1万ドルの買いということになります。

1ドル=110円とすると、実際には110円×1万=110万円の円が必要となりますが、証拠金取引の場合、1万円の証拠金だけでよいのです。

1万通貨単位を1万円で売買できる場合、レバレッジが100倍だということが多いですが、実際には110万円が1万円で売買できるので、レバレッジは110倍です。

しかし、証拠金に対する比率が100倍か110倍かはあまり重要ではありません。

重要なのは、リスクにさらされている金額、つまり売買している外貨がいくらに相当するかということです。

例えば、今、20万円の資金があるとします。ここで1万ドルを買うということは、110万円相当の金額をリスクにさらしているということになります。

この場合、実質のレバレッジは、110万÷20万=5.5倍ということになります。

同様にEUR/JPYで、1ユーロ=160円の場合を見てみます。

ここでの1万通貨単位は1万ユーロになりますから、円に換算すると160万円です。

同じ1万通貨単位でも、レートによりリスクにさらされる額は変わってきます。

この場合、資金が20万円であれば、160万÷20万=8倍というレバレッジになるわけです。

USD/JPYと比べてると、かなりリスクは高くなります。

ところで、FXでは、円で外貨を売買するだけでなく、外貨で外貨を売買することもできます。

例えば、EUR/USDという通貨ペア、これは世界中で最も多く売買されているものです。レートは1ユーロ=1.5ドルとします。

これはドルを売ってユーロを買う取引、またはその逆の取引となるわけですが、この場合も1万通貨単位は通貨ペアの左側の通貨で、1万ユーロの売買となります。

外貨預金の場合だと、1万ユーロを買う場合、1.5万ドルが必要となりますが、証拠金取引では、この場合でも1万円の証拠金で売買できることになります。

しかし、1万ユーロを買っているわけなので、円で換算すると160万円の金額がリスクにさらされていることになります。

同じく20万円の資金に対しては8倍のレバレッジとなります。

このように、レバレッジと言っても、重要なのは、証拠金に対する比率ではなく、資金に対する比率なのです。

なお、今回リスクをすべて円で換算しましたが、これは開設した口座が円口座の場合です。海外の口座などでドル口座を開設した場合、リスクの額はドルで換算する必要があります。

次回は相場のボラティリティを考慮したレバレッジについてお話しします。


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Posted at 15時22分


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プロフィール

豊嶋久道

2003年よりFX取引を始め、システムトレードの道へ。最近ではFXオプション取引も含めたトレーディングシステムの研究を行っている。システムトレードを基礎から正しく理解するための情報を発信する予定。

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