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2012年07月30日(月)

MT5で両建てシステム(2)〜オーダー、ディール、ポジション [MQL5]



今回は仮想ポジションを考える前に、MT5のオーダーやポジションの扱いについて見てみます。

MT4の場合、オーダーを送信して、それが約定すればポジションとなります。オーダーとポジションは1対1に対応してるため、それらを区別する必要はありませんでした。

ところが、MT5では、トレードに関してオーダー、ポジションの他に「ディール」という用語がでてきます。そして、これらを使い分ける必要があります。

まずはこれら3つの用語の違いを説明しておきます。

オーダー
ユーザーが業者に対して送信する注文を「オーダー」と呼びます。成行注文と、指値・逆指値などの待機注文とに分けられます。

ディール
送信した注文が約定したものを「ディール」と呼びます。成行注文の場合、実行されるとすぐに「オーダー」から「ディール」に変わります。待機注文の場合、送信した直後は「オーダー」の状態ですが、それが約定すると、「ディール」となります。

ポジション
注文が約定することで、実際に通貨ペアを売買し、そのまま保有している状態のことを「ポジション」と呼びます。「オープンポジション」と呼ぶこともあります。「ポジション」はディールを通貨ペア毎に合算したもので、通貨ペア毎に一つしか存在しません。

簡単な例を使ってそれぞれの違いを見てみましょう。

(1)USD/JPYの0.1ロット成行買い注文を送信します。この注文は「オーダー」ですが、すぐに実行されるので、「ディール」になります。その結果、ポジションがオープンされるので、0.1ロットの買い「ポジション」ができます。

ここで、現在のトレードの状態は、MT5のツールボックスの「取引」タブの画面に現れます。ここで表示されるのは0.1ロットの買いポジションだけです。

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そして、0.1ロット買いの「オーダー」0.1ロット買いの「ディール」はツールボックスの「履歴」タブの画面に表示されます。

ここで右クリックして「約定」を選ぶと、ディールのみ、「オーダー」を選ぶと、オーダーのみ、「オーダーと約定」を選ぶと、両方が表示されます。

下の例では、上の行がオーダーで、下の行がディールを表します。

画像(450x66)・拡大画像(800x118)

(2)USD/JPYの0.1ロット指値買い注文を送信します。これは待機注文なので、オーダーの状態で「取引」タブの画面に表示されます。「履歴」タブは変わりありません。

画像(450x66)・拡大画像(800x118)

(3)(2)の待機注文が約定したとします。すると、このオーダーはディールとなり、「取引」タブの画面から消えます。そして、買いポジションが0.1ロット分増えることになるので、0.2ロットの買いポジション一つが表示されます。

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「履歴」タブの画面では、(2)のオーダーとそれが約定してできたディールが表示されます。下の画面で3行目がオーダーで、4行目がディールです。

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(4)0.2ロットの買いポジションを決済するには、売り注文を送信することになります。そこで、USD/JPYの0.2ロットの成行売り注文を送信します。これが実行されると0.2ロットの売りポジションができますが、すぐに0.2ロットの買いポジションと相殺されるので、「取引」タブの画面ではポジションはなくなります。

「履歴」タブの画面では0.2ロットの売りオーダーとそれが約定してできた0.2ロットの売りディールの両方が表示されます。5行目と6行目です。

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このように「取引」タブに表示されるのは、ポジションと待機オーダーだけで、過去のオーダーと約定結果のディールは「履歴」タブに表示されることになります。

ここで、個々のトレードの情報がわかるディールを利用するのが仮想ポジションの基本的な考え方となります。次回はMQL5のプログラムで過去の注文を参照する方法について説明します。


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Posted at 14時35分


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プロフィール

豊嶋久道

2003年よりFX取引を始め、システムトレードの道へ。最近ではFXオプション取引も含めたトレーディングシステムの研究を行っている。システムトレードを基礎から正しく理解するための情報を発信する予定。

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