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2008年08月27日(水)

相場のボラティリティを考慮したレバレッジ [ボラティリティ]



最近、テキストだけの記事であんまり面白くないかもしれませんが、ご容赦ください。今回も同じです(^^;

前回、資金に対して何倍の外貨を売買しているかという意味でのレバレッジの話をしました。

さて、レバレッジが同じであれば、どんな通貨ペアを売買しても同じリスクなんでしょうか?

ここで、相場のボラティリティを思い出してください。

ボラティリティは、個別株とFXでは大きく違いますし、同じFXでも通貨ペアによって違ってましたね。

ボラティリティの大小はリスクとリターンの大小と関係するわけなので、証拠金取引でリスクを適正に評価するためには、ボラティリティとレバレッジの両方を考えないといけないのです。

前回最大ボラティリティの比較を行いましたが、EURに関しては、

EUR/USD 20%
EUR/JPY 35%
EUR/CHF 12%

程度の違いがありました。

これは、同じ通貨単位のEURを売買するにしても、EUR/JPYではEUR/USDに対して2倍弱のボラティリティEUR/CHFはEUR/USDに対して半分強のボラティリティということになります。

このボラティリティの倍率がレバレッジ同様、リスクの倍率となるので、EUR/USDと同程度のリスクとするには、EUR/JPYはEUR/USDに対してレバレッジは半分くらいに、EUR/CHFだとEUR/USDに対してレバレッジを2倍くらいにすればよいことになります。

例えば、以下のように売買額に差をつければよいということです。
EUR/USD:2万ユーロ
EUR/JPY:1万ユーロ
EUR/CHF:4万ユーロ

ただし、これはあくまで目安であって、ボラティリティが変動すればリスクに大きく偏りが生じる場合もあります。

さらに資金の含み損益を考慮した評価額も相場に応じて変化しますので、評価額に対するレバレッジも変化します。

なので、適正なレバレッジはいくつかというのは一概には言えません。システムにも依存します。

例えば、わずかな含み損でも損切りするシステムではレバレッジは高くできますし、逆に大きな含み損まで許容するシステムではレバレッジは低くしないといけません。

ボラティリティとレバレッジを考慮したリスクの話は金融工学的に突き詰めていくと、VaR(Value at Risk)とかポートフォリオとかの考えにたどり着きます。

しかし、金融工学は基本的にランダムウォークを前提に考えられており、あくまで確率・統計の理論上の話なので、このブログではこれ以上理論的な話は省略します。


個人的な見解ですが、「金融工学」のような理論的な話は工学というより理学的な内容のような気がします。システムトレードのように理論では正確に説明できないけど使えればよいという内容の方が工学的な感じがします。「トレード工学」とでも言うべきでしょうか(そんな言葉はないですが)。


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プロフィール

豊嶋久道

2003年よりFX取引を始め、システムトレードの道へ。最近ではFXオプション取引も含めたトレーディングシステムの研究を行っている。システムトレードを基礎から正しく理解するための情報を発信する予定。

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実際の相場におけるランダムウォーク

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