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2008年11月04日(火)

オプションの時間価値の変化 [オプション取引]



皆さん、こんにちは。

国内の業者で取引できるFXオプションは、満期時に権利行使される、いわゆる「ヨーロピアンオプション」と呼ばれるものです。

しかし、この種類のオプションは売買したら満期まで何もできないのかというと、そうではありません。

購入したオプションは、満期の前でもその時点でのオプション価格で売却することができます。

また最初に売却したオプションも、同様に満期前に買い戻すことができます。

このように満期前にオプションポジションを決済する場合、オプションの時間価値の時間的な変化をうまく利用することが重要です。

今回は、時間価値の変化について調べてみます。

まず、満期までの期間が長くなると、時間価値がどう変わるかについて見てみます。

時間価値とは、そのものの意味から、満期までの期間が長くなると高くなります。

しかし、スポット価格が権利行使価格に近いATMの近辺と、権利行使価格からITM、OTMと離れたところでは、時間価値の変化の仕方が異なります。

下の図は満期まで1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月のコールオプションの時間価値を表したものです。横軸はスポット価格で105円が権利行使価格とします。

画像(337x185)・拡大画像(688x378)

105円あたりのATMの近辺では、このあたりにスポットが落ち着く可能性が高いので1ヶ月前でも時間価値は比較的高く、2ヶ月前、3ヶ月前と長くなるにつれて、時間価値の増加する比率は小さくなります。

一方、100円とか110円とかのOTM、ITMのところでは、1ヶ月前で急速に小さくなりますが、2ヶ月前、3か月前と期間が長くなっても時間価値はそこそこ増加しています。

これは満期までの期間が長くなると、100円や110円まで変動する確率が高くなるからです。

次にいくつかのスポット価格について時間価値がどのように減っていくのかを見てみましょう。

下の図はATM、ATM±1円、ATM±2円、ATM±3円、ATM±4円のところでの、時間価値の変化を表したものです。

画像(337x185)・拡大画像(688x378)

これを見ると、1ヶ月前までかなりの時間価値をもっていたATMでのオプションは残り1ヶ月で急激に減っているのがわかります。

それに対してATMより離れたオプションでは、それほど急激に変化するわけではなく、時間に比例して変化する傾向があります。

ATMより4円以上離れたオプションでは、1ヶ月前でほとんど0に近づいているので、オプションの変化はわずかしかありません。

よくオプションでは残り1ヶ月で時間価値が急激に減ると言われますが、これはATMに近い場合に顕著に現れます。

このような時間価値の変動の仕方を知っておくと、オプション売買の参考になるかと思います。


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Posted at 13時31分


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プロフィール

豊嶋久道

2003年よりFX取引を始め、システムトレードの道へ。最近ではFXオプション取引も含めたトレーディングシステムの研究を行っている。システムトレードを基礎から正しく理解するための情報を発信する予定。

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