2010年02月09日(火)
タートルシステム(2) [システムトレード]
前回紹介した「タートルシステム」の記事には続きがあります。
パラメータの調整でパフォーマンスがどう変わるかを検証しています。
ただ、ここで、個別にパラメータを調整すると過剰最適化になりかねないので、その代わりに以下のような単純なルール変更を一律に行っています。
20日の最高値、最安値をポジションと反対方向にブレイクすると、エグジット
↓
10日の最高値、最安値をポジションと反対方向にブレイクすると、エグジット
これによりパフォーマンスがどう変化したかを以下に示します。違いがわかりやすいように(Before→After)として表しています。
通貨ペア 平均年率 最大ドローダウン
EUR/USD 27%→43% 23%→17%
GBP/USD 8%→11% 34%→35%
USD/CHF -1%→3% 40%→31%
USD/JPY 3%→13% 33%→31%
NZD/USD 22%→6% 66%→58%
AUD/USD 20%→15% 64%→39%
EUR/JPY -1%→6% 67%→57%
逆に悪くなった通貨ペアもありますが、全体的に平均年率は上がり、最大ドローダウンは下がっています。
記事はここまでなのですが、以下私の感想です。
確かにパラメータをうまく設定すれば、タートルシステムのようなブレイクアウト型のトレンドフォローシステムはFXでも機能します。
ただ、パラメータの調整ばかりに気を取られると、過剰最適化になってしまう恐れがあります。
それよりも通貨ペアに注目するということも有効かと思います。
例えば、EUR/USDはパラメータを調整する前も後も、テストした通貨ペアの中で最もパフォーマンスが高くなっています。
これをたまたまと見るか、EUR/USDの流動性のためと見るかは、判断が難しいかと思いますが、おそらくEUR/CHFなどの欧州通貨同士のペアでは、トレンドフォローシステムはあまり機能しないと思います。
FXの場合、選べるペアは株式や先物ほどは多くないですが、システムと通貨ペアの相性のようなものも考えると、パフォーマンス向上に役立つかもしれません。
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Posted at 15時08分






